佐渡ケ嶽部屋

相撲語百科
<コレがわかれば貴方も相撲通!!>


=隠語
あ行

【合口】 あいくち
「合口が悪い」と言えば、苦手な相手のこと。実力は互角もしくは優っていても、勝てない
こと。対=「合口がいい」

【明荷】 あけに
十両以上の力士が、化粧まわし、締め込み(取りまわし)、泥着など身の回りの雑品を
入れておく竹製のつづら。縦45cm×横80cm×高30cm 側面は四股名が書かれてい
る。


【あごをかます】 アゴをかます=
ものを頼まれても、けんもほろろにことわること。

【あんこ】 対=ソップ
太っている力士のこと。魚のアンコウが語源

【あんま】
番付下位の力士が上位力士の調整台になる稽古

【生き体】 いきたい
土俵際など、勝負の分かれ目に少しでも逆転が可能な体勢ににあること。
対=死に体

【痛み分け】 いたみわけ
取組中に、一方または両方が負傷し、続けられない状態になったときに審判が勝敗を
引き分けにすること。

【一番出世】 いちばんしゅっせ
新弟子検査に合格した力士は、本場所中に前相撲を取り先に規定の勝ち星を挙げた者
から一番出世、二番出世、三番出世ときまる。(出場者数によって各場所形態に差異が
ある)

【イナす】 いなす
相手の攻撃をかわすこと。

【えびすこ】 =
大食いのこと。「えびすこが強い」とは食欲旺盛で大食の人の意
例:「琴○○はえびすこが強い」
  「今日はえびすこをきめる」=「今日は沢山食べる」

【大銀杏】 おおいちょう
十両以上の力士に許される髷。髷の先がイチョウの葉の形をしていることが由来。
十両力士との取組、初っ切り、弓取式、断髪式の際には幕下以下の力士でも大銀杏を
結います。

【おこめ】 =
お金、給金、小遣いのこと。

【おっつける】
相手に差させないようにワキを締めて、相手の肘を極めること。また、食事などで相手に
支払わせるように仕向けること。

【恩を返す】 おんをかえす
稽古をつけてくれた先輩力士を本場所の土俵上で負かすこと。番付で追い抜くこと。


か行

【腕を返す】 かいなをかえす
差し手の手の甲を相手の背に付けるようにして肘を張ること。(上手を取られるのを防ぐ
事ができる) (写真:左 琴の新、右 琴奨菊)


【がいにする】 =
こてんぱんにやっつけること。例:「がいに言われる」「がいにされる」

【顔じゃない】 かおじゃない=
実力が伴っていないこと。「そんな身分じゃない」と言う意味。

【かちあげ】
立ち合いの瞬間、聞き手をくの字に曲げたまま相手の胸や顎のあたりを突き上げ、
相手の身体を起こす動作。

【がちんこ】 =
真っ向からぶつかる様子から真剣勝負を意味する。

【かわいがる】 =
ぶつかり稽古で、兄弟子が若手力士をしごくこと。

【監察委員会】 かんさついいんかい
正式名称「相撲競技監察委員会」 無気力相撲を防止するため、これを監察、懲罰する
機関。委員は親方が務める。

【北向き】 きたむき=
変わり者、すねっぽい人のこと。

【決まり手】 きまりて
勝敗を決める技。俗に48手と言われるが現在は82手に定められる。

【給金相撲】 きゅうきんずもう
十両以上の力士は8勝目、幕下以下は4勝目の勝越しを決める一番のこと

【金星】 きんぼし=
平幕力士が横綱を倒すこと=「金星を挙げる」
美しい女性のこと。
例:「琴○○の星は金星だ!」=「琴○○の彼女は美人だ!」
類:「星」

【くらす】 =
げんこつで殴ること。

【ケンカ四つ】 けんかよつ
得意の差し手が互いに逆であること。

【懸賞金】 けんしょうきん
幕の内の取組に懸けられる賞金のこと。スポンサーが出す金額は6万円、3万円を
差し引かれ残りを土俵上で受け取る。

【公傷制度】 こうしょうせいど (平成16年より廃止)
本場所の土俵上で負傷した事によって次の場所の休場を余儀なくされた場合、公傷と
認められ次の1場所に限り地位陥落はない。昭和47年1月より施行

【ごっつあん】【ごっちゃん】 =
ごちそうさまの意。ありがとうなどの広い意味で使われる。例:「ごっちゃんです。」

【こんぱち】
指で相手のおでこをはじくこと。デコピン
初めて髷を結った力士に兄弟子がこんぱちを入れた後、ご祝儀を渡す風習もある。


さ行

【下がり】 さがり
締め込みの前に挟む飾り。数は17や19や21本の奇数。

【三番稽古】 さんばんげいこ
互角の実力を持つ力士同士が二人で続けて何番も稽古をすること。

【しかを決める】 しかをきめる=
知らないふりをすること。

【締め込み】 しめこみ
十両以上の力士が取組のときに使うまわしのこと。

【しょっぱい】 =
懐が寂しいこと。不器用で相撲が弱いこと。
例:「お前はしょっぱい相撲取りだね。」=「お前は弱い相撲取りだね。」

【スカす】 すかす
部屋から脱走すること。
例:「琴○○がすかした。」=「琴○○が逃げ出した。」

【相撲教習所】 すもうきょうしゅうじょ
昭和32年10月に設置され新弟子検査に合格した力士が半年間に渡り教養と実技を
指導するところ。

【制限時間】 せいげんじかん
呼出しが両力士の名前を呼び終わった時点から審判の時計係が合図を出すまでの
仕切りに与えられた時間
規定時間:幕の内4分、十両3分、幕下以下2分以内

【ソップ】 そっぷ
痩せている力士のこと。対=あんこ

【蹲踞】 そんきょ
仕切りの基本姿勢。つま先立ちで膝を開き深く腰を下ろして上体を正し重心を安定
させた姿勢のこと。(写真:琴奨菊)



た行

【立行司】
木村庄之助と式守伊之助のこと。行司の最高位

【たにまち】 =
ひいき客、後援してくれる人。

【力紙】 ちからがみ(化粧紙) 土俵脇の水桶の上に備えてある半紙
のこと。
【力水】 ちからみず(化粧水)東西の花道に面した赤房と白房の土俵
下にある水桶に入った水のこと。

【ちゃんこ】
力士が作る料理の総称。ちゃんこ番とは各部屋の料理当番のこと。

【塵手水】 ちりちょうず
土俵に上がってから取組に入るまでの作法の一つ。腕を左右に開き武器は隠して
いないことを示している。(写真:琴奨菊)




【綱打式】
新横綱が誕生すると一門の力士がその部屋に集まり新しい綱をよる行事のこと。また
東京場所ごとに新しい綱を打つ。

【手刀を切る】 てがたなをきる
懸賞金が掛かった取組の勝力士が行司の差し出す祝儀袋を受け取るときの作法。

【テラを切る】 てらをきる=
ビンハネすること。盗むこと。

【電車道】 でんしゃみち
立ち合いから一直線に押されたり寄られたりして土俵外へ出されること。

【徳俵】 とくだわら
土俵を作る俵のうち、東西南北に1つずつ埋めてある俵のこと。他の俵より一俵分
外側にずらしてあるので体勢を残せて徳なことから由来

【年寄】 としより
引退した力士で、協会運営にあたったり、門弟の指導に当たる者。一般的に親方と
呼ばれる。

【土俵祭り】 どひょうまつり
本場所前日に土俵上の無事を祈って行う祭り。立行司が祭主を務め土俵中央に
カヤの実、勝ち栗、昆布、スルメ、洗米、塩の6品を埋める。
(写真:部屋土俵祭り、平成15年福岡場所にて)



は行

【ばかまけ】 =
呆れること。例:「ばかまけする。」

【端紙】 はがみ
借金
例:「はがみごっちゃんです。」=「お金を貸してください。」

【花相撲】 はなずもう
引退相撲、慈善寄付相撲など勝敗が番付に反映されない興行のこと。

【ハネ太鼓】 はねだいこ
その日の取組が終了したことを告げ、翌日の興行を告知するために打たれる太鼓。
呼出しが櫓に登って行い、一日興行や千秋楽には打たない。

【馬力】 ばりき=
酒のこと。例:「馬力をかける」=「酒を飲む」

【常陸潟】 ひたちがた= (省略:ひたち)
ほら吹きで見栄をはる人のこと。明治末に活躍した常陸潟と言う力士から出た言葉

【日の下開山】 ひのしたかいさん
日の下は天下のこと。開山は開祖の意味で力士では天下無双の強豪、横綱を指す。

【ぶつかり稽古】 ぶつかりげいこ
受ける側とぶつかる側に分かれて行う稽古。防御と押しの姿勢を繰り返すことによって
怪我の防止にもつながる。(写真:背中、琴ノ若関 顔、琴光)


【触れ太鼓】 ふれだいこ
初日前日に市内や各相撲部屋を回り、興行開始を告げるために打つ太鼓。

【星】 ほし=
恋人や彼女、女性のこと。
類:「金星」

【盆中】 ぼんなか
気をきかすこと。


ま行

【前さばき】 まえさばき
立合いで、両者が互いに差し手を争うこと。得意の差し手を入れるのが上手い者、
前哨戦が上手い者を「前さばきが上手い」と言う。

【前相撲】 まえずもう
入門した直後の力士が本場所で取る相撲。現在は成績に関わらず出場した力士が
新序出世し、出世披露の後、翌場所番付の序の口に四股名が記載される。

【髷】 まげ
力士の長い髪を束ねて結ったもの。大銀杏とちょん髷の2種類

【廻し団扇】 まわしうちわ
行司が間違いかけた自分の判定を訂正するために、軍配を反対側にグルリと回して
上げること。

【耳が湧く】 みみがわく
激しい稽古によって耳が擦れ、肉が盛り上がって変形すること。柔道やラグビー選手に
も見られる。

【胸を出す】 むねをだす
ぶつかり稽古の受け手となること。奢ること。(写真:受け手左側、琴日野)


【眼鏡】 めがね
覗き見すること。

【申し合い】 もうしあい
同等の実力を持つ力士達が勝ち抜き形式で稽古をすること。

【物言い】 ものいい
行司の勝負判定に納得がいかない時、土俵下にいる審判が異議を申し立てること。
正面審判が結果を場内説明をする。尚、土俵下の控え力士もつけることができる。


や行

【櫓太鼓】 やぐらだいこ
相撲興行を知らせるために、櫓の上で打たれる太鼓のこと。

【やまいく・やまいる】 =
病気、怪我をすること。

【山稽古】 やまげいこ
土俵以外の平地で稽古すること。

【よかた】 =
素人、一般の人のこと。


ら行

【連合稽古】 れんごうげいこ
一門間で合同で行われる稽古のこと。各部屋から関取衆が集まるので、本番さながらの
活気ある稽古が展開される。

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